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人生とは「習慣」である。(日野原重明)

<引用>

聖路加国際病院 名誉院長 日野原重明 『生き方上手 新訂版』(ハルメク 2013年)

「アリストテレスは、習慣が人間の性格や品格をつくると言っています。・・・習慣に早くから配慮した者は、おそらく人生の実りも大きく、習慣をあなどった者の人生はむなしいものに終わってしまいます。・・・習慣が習い性にあれば、その後は面倒だと感じなくなります。・・・よい「習慣」をからだに覚え込ませればよいのです。」

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<考察>

人生とは、一言でいえば、「習慣」だと、本書は主張します。

たしかに、日々の積み重ねのさまざまな「習慣」が、人生をかたちづくっていて、生き方ともいえそうです。

鳥や魚や動物は、同じ飛び方、泳ぎ方、走り方を変えることはできませんが、人間は「習慣」を変えることができます。人はいくつになっても、生き方ともいえる「習慣」を、前向きに変える希望があります。

失うことを恐れるより、与えることで喜びは生まれるとする考えは、よい「習慣」につながります。与えることで、心は以前にも増して満たされます。医療が進歩しても、死を克服できない人間は、ひよわな存在ですが、お互いに助け合うことで、生きている喜びを実感できます。たしかに、よい「習慣」を続ければ、成果も高まります。人生も経営も、一言でいえば「習慣」だといえそうです。