> 成功と幸福 > 勉強の動機は、世間の大多数に称賛されるキラキラしたものである必要はない。自分の「欲望」に忠実でいい。(河野玄斗)

勉強の動機は、世間の大多数に称賛されるキラキラしたものである必要はない。自分の「欲望」に忠実でいい。(河野玄斗)

<引用>

河野玄斗「東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法」(KADOKAWA 2018年)

「はじめは、俗物的な目標を持って勉強していたけれど、勉強を突き詰めていくうちに、「自分はこういうことがしたい」という目標が明確になってくるものです。・・・勉強という「貯金」があるからこそ、将来自分の進む道を切り開ける場合は多くあります。

僕は、努力をしている人はとても美しいと思っています。・・・その一方で、努力の世界はとても残酷です。どんなに頑張っても、やり方を間違っていれば結果を出すことはできません。・・・勉強は「努力の方向」さえ間違えなければ、かけた時間を裏切らない「コストパフォーマンス最強の遊び」なのです。

僕は挑戦や努力の数だけ「失敗」を経験しているし、苦手なことももちろんあります。・・・中学受験のときに、第一志望の学校に落ちていますし、昔は数学でケアレスミスが多く、その癖を直すのに非常に苦労しました。さらに、手先の不器用さは何より格別で、中学時代の美術の成績は242人中238位でした。」

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<考察>

著者は、勉強(学ぶ方法論)について、PDCAサイクルを速く回し続けて、自己を高めていくことが最も効率がいいと主張します。

そのため、「回す必要のないPDCAサイクル」は、極力避けるのがベストだと言います。それは、先人がすでに回してくれたPDCAサイクルです。よさそうな勉強法を軸に勉強していき、もし自分に合わなければ、その勉強法を出発点として、自分なりのPDCAサイクルを回していくことが一番効率のいい方法ではないかという指摘します。

僕は、勉強の仕方が非常にうまいというだけだと、冷静に自信をこめて伝えるのです。