> 経営哲学 > 「ビジョン」とは、その企業が「こうなりたい」とイメージする未来の姿(目標)といえます(田中道昭)

「ビジョン」とは、その企業が「こうなりたい」とイメージする未来の姿(目標)といえます(田中道昭)

<引用>

田中道昭「経営戦略4.0図鑑」(SBクリエイティブ 2020年)

「「ミッション」とは、その企業が「自分たちはこれをやらなければ会社として活動する意味はない」といえる「社会的な使命」あるいは企業として本質的な「存在意義」にあたりますから、「目的」といえます。

ビジョン」とは、企業の具体的な未来のイメージを表すものですから、「目標」といえます。

そして「バリュー」とは、あなたの会社の強みや大切にしているもので、「価値観やルール」です。」

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<考察>

あなたの会社は何のために存在しているかという「ミッション」(目的)、あなたの会社は何をしようとしているのかという「ビジョン」(目標)、あなたの会社でもっとも大切にしていることは何かという「バリュー」(価値観やルール)が、明確になっていますかと本書は問いかけています。

ミッション、ビジョン、バリューが実際の会社が提供している商品やサービスにしっかりと反映されているかどうか、実際の働いている社員のみなさんの行動に意識づけされているかどうかが肝心なようです。

明文化するだけで満足することなく、浸透させていきながら、更に実践をつづけていきたいと思います。

参考までに、日本企業のミッションは以下があります。

ソフトバンク 「情報革命で人々を幸せにする」

ソニー 「クリデイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」

ファーストリテイリング 「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」

トヨタ 「笑顔のために、期待を超えて。世界中の人々の暮らしを、社会を豊かにする」