もう一度「驚き」に「喜び」に「冒険心」に火をつけるには、3か月間に4つのことを試してみてほしい。(ジュリア・キャメロン)
<引用>
ジュリア・キャメロン エマ・ライブリー 菅靖彦 訳 「いくつになっても、『ずっとやりたかったこと』をやりなさい。」(サンマーク出版社 2020年)
「4つの基本的なツールを、12週間行うと創造の精神を取り戻すことになります。
<基本ツール>
モーニング・ページ ・・・毎朝、そのときの意識の流れをそのままノートに数ページ書いてみてください。
アーティスト・デート・・・1週間に1回、楽しみを探しに1人で遠足してみてください。
ソロ・ウォーキング・・・1週間に2回、携帯もペットも家族から離れ一人でウォーキングしてみてください。
メモワール・・・1週間に1回、過去の記憶を数年単位ごとに思い起して再発見してみてください。」
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<考察>
本書は、1992年の「『ずっとやりたかったこと』をやりなさい」の実践方法をしめした続編です。
実践方法は、4つの基本ツールを行うことで、子供の頃の好奇心のような創造性を呼び起こして、あらたな活力を発揮できると信じて行うたのしいトレーニングとなります。
モーニング・ページとは、毎朝、起きてすぐに何でもいいから数ページ(できたらA4サイズ)に意識の流れを素直につづっていく作業です。どんな効果があるかというと、精神的なゴミを掃除するようなもので、今日一日を充実させてくれるはずです。
アーティスト・デートとは、新鮮でわくわくできることを楽しみながらさがして、意識的に1週間に1回は、ちょっと勇気を出して、遊び感覚で体験することをすすめるものです。
ソロ・ウォーキングとは、1週間に2回をめどに、携帯や家族やペットと一緒でなく、1人で歩くことで、日々の暮らしの問題を解決するアイデアを呼び起こすものです。
メモワールとは、自分の人生をセクションごとや、年齢ごとに分けて、思い起してみて、失った夢を発見したり、記憶が生き生きと蘇ることで、予想しない癒しの効果や明確な人生の意味がわかってくるものです。
4つのツールに、意識して取り組むことで、もう一度「驚き」や「喜び」や「冒険心」に火がついたという実体験(実例)が多く語られています。『ずっとやりたかっとこと』が何だったかを思い出して、希望をたいせつに意識しながら、日々を充実させることはできますよと、著者は勇気をくれているようです。