> 生きがい・働きがい > 1年は8,760時間(=24時間×365日)に対して、仕事の時間は、約2,000時間(=8時間×250日)ですから、2割程度なのです。残りの8割ほどの時間で、食べて寝て子育てして遊んでいるわけです。(出口治明)

1年は8,760時間(=24時間×365日)に対して、仕事の時間は、約2,000時間(=8時間×250日)ですから、2割程度なのです。残りの8割ほどの時間で、食べて寝て子育てして遊んでいるわけです。(出口治明)

<引用>

立命館アジア太平洋大学学長 出口治明「知的生産術」(日本実業出版社 2019年)

「・・・日本人の価値観や人生観は、職場や仕事に偏りすぎている気がします。・・・「努力すれば報われる」は嘘です。・・・どれほど努力しても、人間にできないことはいくらでもあります。

・・・リーダーのもっとも重要な役目は、スタッフにとって、元気で明るく楽しい職場をつくることです。そして、「得意・不得意」「向き・不向き」といった部下の適性を見抜いて、正しく人材を配置するのがリーダ―の役割です。」

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<考察>

知的な生産効率を高めるには、どうしたらいいのか?

著者は、それは成長することだとして、自分の頭で考える秘訣を披露しています。

不確実で予測困難な時代には、「自分の頭」で考えられなくてはいけない。そのためには、多くの「人」と出会う機会を増やすこと。「本」からの大量のインプットでさまざまな視点を取り入れること。物事は、「数字」と「事実」を確認して、「論理的」に腹落ちするまで考える習慣が大切だとすすめています。

イノベーションは、「サボりたい」という気持ちから生まれるから、仕事をミニマム(最小限)にするという思考が、工夫ややり方を創造的にしてくれるはずです。