> ビジネス心理学 > 脳を休ませるということは、脳活動を停止することではない。「普段と異なるモード」で脳を活動させて全体のバランスを回復させることだ。(茂木 健一郎)

脳を休ませるということは、脳活動を停止することではない。「普段と異なるモード」で脳を活動させて全体のバランスを回復させることだ。(茂木 健一郎)

<引用>

茂木 健一郎「成功への物語」(プレジデント社 2021年)

「脳は、昼も夜も、起きているときも眠っているときも、ずっと活動している。・・・心臓の鼓動が止まらないように、脳の神経細胞の活動も休むことはない。・・・行動しなくても、何も考えていなくても、ずっと脳は自発的に活動している。・・・活動が偏りがちな脳に、別の活動をさせて、調和を図る必要があるのだ。」

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<考察>

「脳を休ませる」とは一体どうすればいいのか?それは、いつもの自分と違った活動をすることのようです。

デスクワークの多い人は、散歩やスポーツをすると、脳を休ませたことになり、デジタル情報にひたっている人は、ネットもスマホも遮断して「デジタル・デトックス」をすると脳は、バランスを回復して休んだことになるそうです。

ゆっくり休息するだけでは、活動を止めない脳は休まらないので、いつもと違った場所に行ったり、誘いを受けるチャンスがあったら、躊躇せずチャレンジをして自分が揺らぐような未知の体験から、脳は活性化され、結果として脳が休まると科学的に考えられているとのことです。とても興味深い身体のはたらきです。