> 成功と幸福 > 幸せになるために、特別なできごとは必要ない。幸せは、なるのものでなくて気づくものなのだ。幸せとは「技術」である。(テステロン)

幸せになるために、特別なできごとは必要ない。幸せは、なるのものでなくて気づくものなのだ。幸せとは「技術」である。(テステロン)

<引用>

テステロン 前野隆司 監修 「幸福の達人」(ユウーキャン学び出版 2021年)

「幸せは、何気ない日常がいかに幸せなものかに気づき味わいことから始まる。・・・小さな幸せを見つける練習から始めては・・・ペンシルバニア大学の研究では、今まで意識することなく急いで終わらせてきた日常を楽しんで、味わうように意識する6週間が経過すると・・・定期的に喜びを味わう練習をした参加者の生活満足度が大幅に高まり、落ち込むことは少なくなったという。そして、その効果は1年にわたって続いたそうだ。・・・この行為を「セイバリイグ」と呼んでいる。」

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<考察>

幸せになるためには、特別な出来事は必要じゃない。意識を変えないと、今後も幸せになれないのでは?

こうした問いかけから、何気ない日常に目をむけて、「自分も、そこそこ幸せだな」と、意識して感じることが大事だと本書は主張します。人間は、すぐに快楽に慣れてしまうようで、たとえ、宝くじに当たったり、ずっとほしかったモノを手に入れても、幸せは長続きしないという実験もあります。

せっかちな人は、苦手のようですが、「セイバリング」という日常の捉え方があるそうです。朝のコーヒー、会社に行く途中で見かけた花、同僚やお客さまとの日常会話などなど、すべてが幸せを感じるチャンスで、日々の生活に幸せを見いだせれば、幸福度は一気に増すといえます。幸せを感じようとする意識を大切にする「技術」を身につけると、同じ日常が、小さな幸せにあふれていることに驚くはずです。