> 行動経済学 > 勝負の本質は、その人の好みやスタイルとは関係ないところにある。勝つために最善の行動を探ること。自分の得意な技があってもそれに頼らず、どんな状況でも勝てる方法を探るべきである。(梅原大吾)

勝負の本質は、その人の好みやスタイルとは関係ないところにある。勝つために最善の行動を探ること。自分の得意な技があってもそれに頼らず、どんな状況でも勝てる方法を探るべきである。(梅原大吾)

<引用>

梅原大吾「勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの仕事術」(小学館新書 2012年)

「99.9%の人間は勝ちつづけられない。・・・僕は子供の頃からこれまでずっと、「どうして自分は勝てるのか」「どうしてあの人は勝てなくなったのか」を考え続けてきた。・・・自分の才能に頼るとか、ひとつの勝ち方にこだわる人は、必ず落ちていく

・・・ほとんどの人は、実力がつけばつくほど自分なりのスタイルというものを確立してしまう。・・・危険なのは、自己分析して自分のスタイルを決めるのではなく、他人の評価を鵜呑みにしてしまうことだ。・・・その点、僕の勝ち方にはスタイルがない。スタイルに陥らないようにしていると言ってもいい

・・・精神状態のバランスを保つには、自分も相手も同じ人間という事実、特別なことは何もないということを忘れないことだ。・・・格闘ゲームの世界で、こうすれば強くなれるという王道、必勝法は、ほとんど存在しない。だから、練習においてすべての可能性を試し、次々と手を変え品を替えていく。・・・ゲームの世界においては、変化なくして成長はない。変わり続けていれば必ず前へすすめる。」

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<考察>

著者は日本人で初めて、プロ・ゲーマーという職種を築き、1998年、17歳で世界一の称号を獲得。

「勝つ」ことだけでなく「勝ち続ける」ことを重視した、考え方や行動原理には、ビジネスの世界にも役立つ内容があふれています。結果を出し続ける秘訣は、ものごとの根本を理解することのようです。

勝つことに執着している人は、勝ち続けることができない」そこから考えるのですよと、著者は本質をつかむことの大切さを諭してくれます。