> 行動経済学 > 僕のメモ術のエッセンスは「ファクト」をもとに気づきに「抽象化」し、自らのアクションに「転用」する。この3つに尽きます。(前田裕二)

僕のメモ術のエッセンスは「ファクト」をもとに気づきに「抽象化」し、自らのアクションに「転用」する。この3つに尽きます。(前田裕二)

<引用>

前田裕二「メモの魔力」(幻冬舎 2018年)

「ノートは原則、「見開き」で使います。左側に 左脳的な「事実」、右側に 右脳的な「発想」・・・つまり、脳の構造に沿って メモを書く場所を分けるのです。・・・左ページの「ファクト」を見つめて、そこから抽象化すべき要素を見つけたら、適宜 右ページに矢印を引っぱって、対応する抽象命題を書いていきます。・・・そこで終わりでなく、抽象化した 気づきを、別の何かに適用して、実際に変えるため、右ページには、「転用」の要素を書いていくのです。・・・実際のアクションにつながるまで落とし込んで書くことが重要です。」

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<考察>

書くこと「メモ」という簡易な形式でも、効果の高さを「魔力」と表現したところが秀逸です。

「メモ」に書き出す行為は、頭の整理ができて、モノゴトを分けて捉えることを可能にします。特に興味深いのは、見開きでページを使って、左側に事実を書き、それを活用して、気づきや法則などのクリエイティブな思考を、右側に現わすというアイデアです。

これを素直に、実践してみると、たしかに普段と違った思考回路がうごき出すたのしさがあります。

いったん書き留めた「メモ」から、時間を置いて見直すと、また新たなアイデアが溢れてきて 驚きます。