> 生きがい・働きがい > 人々が人生から得ている「満足感」の大小は、彼らが自分の「仕事」をどう見ているかに大きく依存している。(レツネスキー)

人々が人生から得ている「満足感」の大小は、彼らが自分の「仕事」をどう見ているかに大きく依存している。(レツネスキー)

<引用>

前野隆司 監修「幸福の達人」((株)ユーキャン学び出版 2021年)

「「自分の仕事は、誰を幸せにしているのか?」と考えてみよう。・・・病院の清掃係28人を対象にした調査研究によると「清掃の仕事はスキルが低く、最低限の仕事しかしていない」と答えた人がいる一方で、自分の仕事を価値あるものと考え、効率よく仕事をこなしている人たちもいた。・・・後者は、自分の仕事を患者や来客や看護師たちが、毎日を暮らしやすくするための意義あるものだと考えており、清掃という仕事が好きだと判断していたという。・・・職種にかぎらず、仕事に対する本人の意識と行動を変えること(ジョブクラフティング)ができれば、仕事を好きになり、満足感を持てるのだ。」

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<考察>

やらされ感から、仕事を働きがいがあるものに変容させる「ジョブクラフティング」という手法があります。

自分の仕事が、どうも好きでないと感じる人は、「自分の仕事は、誰を幸せにしているのか?」と静かに考えてみるといいようです。自分に適した仕事を探すことも大事ですが、今の仕事を好きになるには、職種にかぎらず、仕事に対する意識や行動を変えてみようとする試みが大事ですね。

「労働」(生計を立てるために働く)、「キャリア」(成長するために働く)、「天職」(仕事が好きで働くことそのものを楽しむ)のうち、どんな働き方が自分に合うのか?ほんとうに目指したい働き方は何なのか?を考えてみたいです。どんな仕事にも等しく価値があるから、疲れたときはいつもの見方を変えてみると、いまの仕事の好きな部分が、不思議に見つかるかもしれません。