> 経営哲学 > グレートな企業を指導したリーダーは、強烈な個性を持つ派手なリーダーではなく、むしろ内気でもの静かで恥ずかしがり屋でした。謙虚さと意志の強さを持ち、そして野心は個人でなく会社のために向けられています。(ジェームズ・C・コリンズ)

グレートな企業を指導したリーダーは、強烈な個性を持つ派手なリーダーではなく、むしろ内気でもの静かで恥ずかしがり屋でした。謙虚さと意志の強さを持ち、そして野心は個人でなく会社のために向けられています。(ジェームズ・C・コリンズ)

<引用>

ジェームズ・C・コリンズ 山岡洋一 訳 『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』(日経BP社 2001年)

「グレートな企業は、劇的な改革でなく、準備期間もあり地道な動きだが、大きな車輪が回りだす「弾み車」のようなモデルです。・・・はじめからビジョンと戦略を描いていたわけでないこともわりました。「事ではなく、人からはじまる」のです。・・・最初は適切な人をバスから降ろし(代謝)、適切な人がふさわしい席(配属)に座ってから、どこに向かうかを決めています。」

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<考察>

本書では、先見の明があり、時代や業界を超えて存続しつづけるグレートな企業を、ビジョナリー・カンパニーと定義しているようです。その特徴を、規律にあると主張しています。

規律ある人材が、規律ある考えで、規律ある行動をすれば、過剰な管理は不要とします。むしろ、規律ある人材にとって、管理は規律をうばい、無気力をまねきかねないと警戒しています。

組織の成長には、事から始めるのでなく、人から始めようとする、重要な指摘と考えます。